2024年 03月 22日
現在、時化真っ最中の三陸沿岸が想像できないような青空が広がっている盛岡です皆様コンニチワ。
この青空も束の間で明日にはまた崩れる予報。
こんなにも次から次へと繰り返す時化は久しぶりと連日ブログに書いておりますが、それでも半ば意地になって(笑)地物の宮古産にこだわるのは流通に乗せるための魚がどのくらい味が変わっているかを知っているため。
ここで安易に日和るよりも、売場担当者としては活用しきれていない地元の食材をちゃんと活用して欲しい!!!と思っているので、今日はブログにて活用方法を軽く紹介いたします。
先ずは長年しつこく(笑)店内にも掲示している海藻類の湯通しについて。
下の写真は、湯通し前と湯通し後の生めかぶです。
海藻類は、その湯通し1つで大きく風味が変わりますので、理屈で覚えて頂くと応用でき料理の幅が広がります。
大事なポイントは①温度②時間③ひと手間
①温度は出来る限り沸騰するくらい高く
②時間は出来る限り手早く短く
③ひと手間はザルにあけてから冷水で粗熱を取り除くこと
これらの理屈を踏まえれば…
例えばサラダや酢の物などの副菜として湯通しする場合、沸かしたお湯をかけるのではなく(かけるとムラができやすい)沸かしたお湯(鍋)の中に入れ、(ムラができないように)1〜2秒で掻き回し、直ぐにザルにあけ冷水を回しかけながら粗熱を取り除く。
椀種や汁物トッピングで食べる場合は、食べる直前まで火を通さず、椀種なら生のままお椀に入れておき食べる直前に熱々の汁を注ぐ!トッピングなら麺や他の具材などを丼に入れておき、熱々の出汁や汁の中に生めかぶを入れてかき混ぜたら直ぐに丼に流し込む。
①と②は、いつの間にか湯気が立ち昇り始めた程度の温度のまま鍋に入れて5秒も10秒もダラダラ茹でるようになってしまっている方が多いようです。
③のひと手間を省くと低い温度でダラダラ茹でるのと同じことになってしまいますので、大事なひと手間です。
使う器具(洗い物)の数が同じなら、正しく湯通ししてみるだけで何倍にも海藻類の美味しさが際立ちますので、是非お試しを。
お次はアラコーナーによく居るイカ下足(たまに腑腸付き)
大根と煮物にしたり腑腸焼きにしていると思います。この時も一段グッと濃いコックリとした味わいにするポイントが。
※塩辛を造るときも同様の大事なポイントです。
腑腸を食べるときに味を左右するのが水分!水分を如何に飛ばすかが重要ポイントなのです。
【煮/焼のとき】
①ゲソはキッチンペーパーで水気を拭き取るか、2〜3時間天日干し。
②味付けに酒/醤油など水分ものを使わず「味噌」や鷹の爪を入れる。
③大根はレンチンで火を通し、少し乾かし気味にする。
【塩辛のとき】
①腑腸以外は天日/冷蔵庫干しなどで干しスルメを作る要領で水分を抜く
②腑腸は塩漬けに。完全に腑腸が見えなくなるくらいの粗塩に埋めるようにします。
浸透圧で必要以上には塩が入らないのでご安心を。
お次はホタテの卵。
味が良いので、出汁とりにも利用できます。但し!通風殺しなのでご注意を。
①適当に切ってからジャーマンポテトにいれてみたり
②昆布や大根などの煮しめに入れてみたり
③中華丼などの具の1つにしてみたり
④単体を醤油と砂糖で甘辛く煮てみたり
⑤出汁を取ったあとで①〜④に使ってみたり
立派な丸物の魚だけではなく、これだけでも沢山の食べ方、活用の仕方があるんです♪
是非!使い倒してください!!
最後は刺身コーナー。
久しぶりのそい、今季初めての湯通しメカブ、冷凍スルメイカ
本日も皆様のご来店をお待ちしております。
この青空も束の間で明日にはまた崩れる予報。
こんなにも次から次へと繰り返す時化は久しぶりと連日ブログに書いておりますが、それでも半ば意地になって(笑)地物の宮古産にこだわるのは流通に乗せるための魚がどのくらい味が変わっているかを知っているため。
ここで安易に日和るよりも、売場担当者としては活用しきれていない地元の食材をちゃんと活用して欲しい!!!と思っているので、今日はブログにて活用方法を軽く紹介いたします。
先ずは長年しつこく(笑)店内にも掲示している海藻類の湯通しについて。
下の写真は、湯通し前と湯通し後の生めかぶです。
海藻類は、その湯通し1つで大きく風味が変わりますので、理屈で覚えて頂くと応用でき料理の幅が広がります。
大事なポイントは①温度②時間③ひと手間
①温度は出来る限り沸騰するくらい高く
②時間は出来る限り手早く短く
③ひと手間はザルにあけてから冷水で粗熱を取り除くこと
これらの理屈を踏まえれば…
例えばサラダや酢の物などの副菜として湯通しする場合、沸かしたお湯をかけるのではなく(かけるとムラができやすい)沸かしたお湯(鍋)の中に入れ、(ムラができないように)1〜2秒で掻き回し、直ぐにザルにあけ冷水を回しかけながら粗熱を取り除く。
椀種や汁物トッピングで食べる場合は、食べる直前まで火を通さず、椀種なら生のままお椀に入れておき食べる直前に熱々の汁を注ぐ!トッピングなら麺や他の具材などを丼に入れておき、熱々の出汁や汁の中に生めかぶを入れてかき混ぜたら直ぐに丼に流し込む。
①と②は、いつの間にか湯気が立ち昇り始めた程度の温度のまま鍋に入れて5秒も10秒もダラダラ茹でるようになってしまっている方が多いようです。
③のひと手間を省くと低い温度でダラダラ茹でるのと同じことになってしまいますので、大事なひと手間です。
使う器具(洗い物)の数が同じなら、正しく湯通ししてみるだけで何倍にも海藻類の美味しさが際立ちますので、是非お試しを。
◆◆◆
お次はアラコーナーによく居るイカ下足(たまに腑腸付き)
大根と煮物にしたり腑腸焼きにしていると思います。この時も一段グッと濃いコックリとした味わいにするポイントが。
※塩辛を造るときも同様の大事なポイントです。
腑腸を食べるときに味を左右するのが水分!水分を如何に飛ばすかが重要ポイントなのです。
【煮/焼のとき】
①ゲソはキッチンペーパーで水気を拭き取るか、2〜3時間天日干し。
②味付けに酒/醤油など水分ものを使わず「味噌」や鷹の爪を入れる。
③大根はレンチンで火を通し、少し乾かし気味にする。
【塩辛のとき】
①腑腸以外は天日/冷蔵庫干しなどで干しスルメを作る要領で水分を抜く
②腑腸は塩漬けに。完全に腑腸が見えなくなるくらいの粗塩に埋めるようにします。
浸透圧で必要以上には塩が入らないのでご安心を。
お次はホタテの卵。
味が良いので、出汁とりにも利用できます。但し!通風殺しなのでご注意を。
①適当に切ってからジャーマンポテトにいれてみたり
②昆布や大根などの煮しめに入れてみたり
③中華丼などの具の1つにしてみたり
④単体を醤油と砂糖で甘辛く煮てみたり
⑤出汁を取ったあとで①〜④に使ってみたり
立派な丸物の魚だけではなく、これだけでも沢山の食べ方、活用の仕方があるんです♪
是非!使い倒してください!!
最後は刺身コーナー。
久しぶりのそい、今季初めての湯通しメカブ、冷凍スルメイカ
本日も皆様のご来店をお待ちしております。
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by shimaka-info
| 2024-03-22 15:40
| 新着
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