盛岡地方気象台は盛岡市内でも中心部付近に位置し当店のある盛岡北部地域とは気候にも少し差がありますが、昨日今日と昼間の気温がマイナス5〜7度をウロウロし夜間〜朝方はマイナス10度を下回っている当地では、サラッサラのパウダースノーのため風が吹く度に地吹雪で視界不良に。
昨日と打って変わって太陽が顔を出す時間も増えているので、地吹雪が重なると偽ダイアモンドダストのように(笑)。
暖かい部屋の中から其れを眺めて居られるならば「綺麗だなぁ…」なんてお茶っこなんぞズズズーっと頂きながら雪景色を鑑賞する気にもなるってもんですが、如何せん暖房も追い付かない寒さ。
帰宅後、室内の温度が15〜16になるまで2時間はかかります。
今回の寒波と燃料費高騰は北国にとって将に死活問題。
きっと誰もが今月の請求額と凍死やヒートショックの狭間でビビって恐る恐る暖房を使っていることでしょう。
北海道東方沖に居座り発達している爆弾低気圧は、その辺の台風よりも大きく激しく猛烈に東北まで覆っており、当然海は大荒れ大時化。
当店も大時化となる昨日までに水揚げされた魚介類を大切に大事に販売しております。
交通にも物流にも支障をきたしている今回の寒波は本来の姿を浮き彫りにします。
スマホでポチッた商品が玄関先まで届いたり、
当たり前のようにお店に商品が充分に陳列されていたり、
高騰していたとしても新鮮な食材が自由に入手できたり、
それは
いつも誰かが生産して品質管理して運んでくれているから。
近い将来、トラック物流において運転手不足による物流問題が到来することが報道されておりますが、今回の寒波による交通物流マヒは一時的なものではなく日常となるかもしれないことを今のうちから胸に刻み生活を見直す機会を与えられているのかもしれません。
さて、大事に大事に販売している宮古港水揚げの魚たち。
そろそろ抜け始めている真鱈の卵、
真鱈子の画像から。
抱卵しているのは全体の1〜2割という体感ですので、魚卵好きの方は早目に食べ納めを。

コチラは宮古港/赤ナマコ

宮古港/そいの昆布締め

宮古港/真鱈の昆布締め

宮古港/平目

宮古産/特注煮タコ足

先程のトラック問題は物流だけの観点ではありません。
物流の供給が下がりコストが上がると、当然それらは商品に乗せなければ物流·小売·製造みんなが共倒れになるのです。
また、一部では力ある大手で賄えば問題無いと言う方も居ますが、一極集中するということは価格競争の低下に繋がります。
いずれにせよ最後は私達消費者に行き着く訳です。
逆に言えば消費者の消費行動により形作られていく部分が大きいので、他人事とか遠い先の事と思わずに
ちょっと考えてみませんか?なんて真面目に語ってしまいました(笑)。
本日も皆様のご来店をお待ちしております…と言いたいところですが、どうか無理せずご安全に。
寒波による被害/災害の無いよう祈ります。