2018年 03月 02日
今年も。
我が家の質素でささやかな雛人形です。
35年くらい前、宮古の祖母から貰いました。
豪華絢爛な雛飾りも素晴らしく見応えが
ありますが、個人的には我が家の雛人形が
お気に入りです。
極論を言えば...祖母から貰ったものなら
絵に描いた餅ならぬ雛でも良かったんだと思います。
やはり誰かからの贈り物というのは、
その人が一瞬でも、その時間に自分のことを
思い出してくれたことが嬉しいのですね。
そして贈る時は、相手のことを考え選んでいる
時間が楽しくいとおしいものです。
そう考えると、義理で習慣化してしまった
ような贈答の風習は寂しいものです。
美味しい魚に出会ったから両親に食べさせたい。
綺麗な夕焼けを見たから恋人に見せたい。
素敵な服を見付けたから子供に着せたい。
楽しい映画を見たから友達ともう一度見たい。
可愛い花を見付けたから家族に見せたい。
そういう気持ちが贈り物の原点なのでしょうね。
当店が魚屋をやっている理由こそが、それだと思います。
そして、食べさせたい!と思う相手に出会ったことが最高の幸せなんだな~と思います。
by shimaka-info
| 2018-03-02 11:45
| 雑談
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