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くろいしの日記 by しまか

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ブリと紫陽花

梅雨らしい空模様の本日は、宮古港/天然ワラサ(ブリの手前サイズ)がオススメです。

梅雨といえば紫陽花。

個人的に花の紫陽花、魚のワラサって似ているところがあるな~と思ったりして。

紫陽花は土のphで色が変わるとよく言われますが、ピンクでも紫でも青でもキレイですし、色づき始める頃の薄く緑がかった頃もキレイですし...雨の中の滴を携えた姿も美しければ、梅雨の晴れ間の姿も優しげで、様々な表情を見せてくれます。

ワラサは出世魚。幼魚のうちの汐子(しょっこ)サイズから始まりイナダ、二才(にさい)、ワラサ、ブリ...と大きさにより、呼び名だけでなく身の質から味わいまで違いますし、料理法によって様々な表情を見せます。

昨今では養殖ものの流通が盛んなので、脂のノッていない三陸の天然モノは有名ではないですが、よく「ブリを嫌い」と仰る方の話を伺ってみると三陸の天然モノを召し上がったことが無いとか、季節に合わせた(身の質に合わせた)調理をしていないことが多いので、是非、その魚の特長を生かした食べ方で召し上がって頂きたいと思います。

先日も書きまして、しつこいですが(^^;
人間も1人1人得意不得意があったり長所と短所は紙一重なように、魚も季節やサイズ(身の質)に合わせた食べ方をして、一度顔を合わせただけで嫌いとかダメとか決めつけない、「美味しい」「楽しい」を感じて頂きたいと切に願う売場担当者です。

いつ会っても同じ話、同じ味、も安心ですが、
違う面、知らなかった面を見られるのもまた喜びかな、と。

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刺身(さく取り)におろした天然ワラサ/宮古港

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おろす前の姿の天然ワラサ/宮古港


本日も皆様のご来店をお待ちしております♪
by shimaka-info | 2018-06-20 15:25 | 新着 | Trackback | Comments(0)